JCBカードは2枚持ち出来る?2枚目におすすめのカードも紹介!

クレジットカードは決済手段として便利なだけでなく、各社が一生懸命開発した魅力的な付帯サービスがついています。

JCBカードの種類には特典が魅力的なものが多すぎて、なかなか1枚に決めることが難しい・・・あっ!2枚持ちしたら解決しそうです!

さまざまな特典を受けたい場合は、2枚持ちや3枚持ちも選択のひとつじゃが、2枚持ちにはメリットはもちろん、リスクも存在する。
それに発行元によって2枚持ち出来るかどうかも変わってくるのじゃ。
カードブランドを変えれば、2枚持ち3枚持ちが可能というのはご存知の方も多いかと思いますが、同じJCBブランドで複数カードを作ることができるのか?
はたまた、JCBが発行しているプロパーカードの2枚持ちは出来るのかどうか、疑問に感じる方が居るのではないでしょうか。
今回は、2枚持ちについてと、さらにメリットやリスクがどういったものか、といった点を詳しく解説します。
この記事の目次(もくじ)
「JCBブランド」の2枚持ちは可能。ただし、まったく同じカードはNG
「JCB」のマークが記載されているカードを2枚(以上)持つことは可能です。
ただし、同じ会社が発行しているカード、もしくは一般カードと上位カードの組み合わせなどは持つことはできません。
同じJCBブランドであっても、JCBが発行しているものと、提携している他社(ANA、JAL、リクルートなど)が発行しているカードがあります。
意外とこの点を混合している方が多いようですが、「発行元」が違えば複数カードの所有が可能です。
2枚持ちが出来る場合と出来ない場合
- 2枚持ちが出来る場合
- 2枚持ち出来ない場合
発行元が異なるJCBブランドのカード。例えばJCBプロパーカードと国際ブランドJCBの楽天カードなどの組み合わせ。
JCBプロパーカードの2枚持ちや、国際ブランドJCBで全く同じ種類のクレジットカードなど。
2枚持ちするメリット3つ
JCBのプロパーカードと、その他のクレジットカードを2枚持ちをすることで得られるメリットは、大きく分けて3つあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
それぞれのカードの特典を同時に受けることが可能
クレジットカードを2枚持ちすることにより、それぞれのカードの特典を同時に受け取ることができます。
JCBプロパーカードでは、充実した海外旅行保険が付帯されており、ポイントの交換先も豊富。更にはランクが上がると空港ラウンジを無料で利用したり、提携企業であるディズニーやUSJのパーク内にあるラウンジを利用可能、といった特典を受けることが出来ます。
2枚持ちすると、このようなプロパーカードの特典を受けながら、他のクレジットカードの特典(ポイント還元率が高い、特定のお店で利用するとお得な優待がある、など)も受けることが出来るので、とても魅力的ですね。
JCBプロパーカードで物足りない部分を補うことが可能
2つ目のメリットは、JCBプロパーカードで物足りない部分を他のクレジットカードで補うことが可能、という点です。
JCBプロパーカードは、通常よりポイントが多くもらえるJCB ORIGINAL SERIESパートナー特典制度や、付帯保険などの特典内容はとても充実しています。
しかしながら通常のポイント還元率が0.5%と、少し物足りなさを感じます。
そこで、JCBプロパーカードの通常還元率の物足りなさを補えるクレジットカードを2枚目に所有すると、JCB ORIGINAL SERIESパートナー特典などでポイント還元率が高いお店ではJCBのプロパーカードを利用し、その他のお店では通常の還元率が高いクレジットカードを使用すれば、無駄なくお得にポイントが貯めることが可能です。
万が一、カードが利用できなくなった時に対処できる
クレジットカードを利用していると、ICチップの破損や磁気不良で突然クレジットカードが使用できなくなり、さらには現金の持ち合わせがない・・・なんてハプニングが起きるかもしれません。
そんなとき、クレジットカードを2枚持っていたら2枚目のクレジットカードで対処することが出来ます。
万が一の場合を想定して、対処できるように2枚目を所有しておくと安心ではないでしょうか。

2枚持ちをするメリットが分かってくれたかのぅ。
それぞれのカードの特典を受けることが出来たり、JCBプロパーカードの物足りない部分を補うことが出来たり、万が一の場合にも対処が出来たりと、メリットは多数あるのじゃ。
2枚持ちのデメリット、気を付けるべき点
2枚持ちは賢く使うとメリットも大きいのですが、何点か気を付けなければならないポイントがあります。それを押さえたうえで、賢い組み合わせ、使い方を選びましょう。
年会費が二重にかかる
カードを複数持つと、言うまでもありませんが(無料カードの場合を除き)それぞれのカードに年会費がかかりますので、1枚で使うのに比べ固定費が高くなりがちです。
年会費を合算した以上のシナジー効果があるのを確認してから選びましょう。
賢く使わないとポイントを分散してしまう
カードの特典、ポイントは利用額に応じて付与され、沢山使えば使うほど優遇されます。
どちらかのカードは持っておいてサービスを受けるだけ、もしくはそれぞれをシーンごとにきっちりと使い分けるという風に賢く決めておかないと、利用額、それに伴うポイントが分散され、機会損失になる可能性もあります。
同じカードブランドで持つと、カードを使えないシーンが出てくる。
これはJCBブランドのカードを2枚、などという作り方をしたときの話ですが、海外に行くと「VISA,mastercardは対応、JCBは非対応」などというケースに出くわさないとは限りません。
特に、世界シェアが高いのはVISA,もしくはmastercardなので、海外ではJCBが使えないというシーンに出くわす可能性があります。
利用可能枠が増えるわけではない
最後に、注意しておけばよいだけの話ですが、クレジットカードの限度額には「カードそのものの限度額」とユーザー個人の限度額があります。仮にカードを時期を分けて2つ作り、その限度額の合計が本人の限度額を超えていたとしても、本人の限度額まで利用した時点でストップしてしまいます。

年会費が二重にかかる、ポイントが分散する恐れがある、同じカードブランドだと利用できないシーンがある、利用可能枠が増えるわけではない、以上4つのデメリットをしっかり理解し、賢く利用するんじゃぞ!
2枚目におすすめのカードは?

JCBのプロパーカード同士の2枚持ちは出来ないんですよね・・・?

そうじゃ。最初でも述べた通り、JCBが発行しているカードは2枚持ち出来ないのじゃ。じゃが、JCBが発行しているプロパーカードと相性の良いクレジットカードはたくさんあるぞい!
こちらでは、JCBのプロパーカードと相性の良い、おすすめのクレジットカードをいくつか紹介します。
2枚目のクレジットカードを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
楽天カード
年会費 | 無料 |
---|---|
通常ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | JCB・MasterCard・VISA |
楽天カードは通常のポイント還元率が1%と、JCBプロパーカードの通常ポイント還元率の物足りなさを補ってくれるクレジットカードです。
年会費が無料という点も、2枚目として作りやすいのではないでしょうか。
家族カードが最大5枚まで発行できるのも魅力です。
楽天カードの詳細はこちら。
リクルートカード
年会費 | 無料 |
---|---|
通常ポイント還元率 | 1.2% |
国際ブランド | JCB・MasterCard・VISA |
こちらも還元率が1.2%ととても高く、JCBプロパーカードの物足りなさを補えるカードです。
貯まったポイントは、身近のお店で利用できるponntaポイントへの交換が可能なので、使い勝手の良いクレジットカードです。
また、利用付帯ですが海外・国内旅行保険も付帯されていて、JCBプロパーカードの保険に加えてもう少しだけ手厚くしたい!という方にもおすすめです。
リクルートカードの詳細はこちらから確認出来ます。
ANA VISA Suicaカード
年会費 | 2,000円+税(初年度無料) |
---|---|
通常ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA |
こちらはマイルが貯まりやすく、suica機能も付帯されている為、交通機関面にとても強いカードです。
JCBプロパーカードに付帯されている手厚い保険を受けながら、なおかつANA VISA Suicaカードで効率的にマイルを貯めることができる、海外へよく行かれる方にはおすすめの組み合わせになります。
ANA VISA SuicaカードはJCBブランドを選ぶことは出来ませんが、海外でのお買い物などでJCBブランドが利用できなかった場合に役立ちます。

いくつかおすすめを紹介してみたが、どうじゃったかのう?この他にも、JCBプロパーカードと相性の良いカードはまだまだあるぞい。
自分のクレジットカードの利用目的に合わせて、ぴったりの2枚目を探してみるんじゃ!
まとめ
クレジットカードは同じカードブランドでも発行元が異なるケースが多々あり、発行元が異なれば同じブランドで2枚カードをつくることができます。
カードの2枚持ちは年会費などのデメリットはありつつも、賢く使うとより普段の生活をお得にすることも可能。ただし、海外では一つのブランドに統一するとカードが使えない可能性も出てきます。

ワシのおすすめは、国内に強いJCBカードをメイン、もう一方は海外でJCBが利用できなかった場合に役立つVISAやMasterCardブランドのカードをサブカードとして所有することじゃのう。異なるブランドを持つことによって、利用できなかった場合に対処できるぞい。