海外ではクレジットカードの不正利用とスキミングに注意!紛失・盗難時の対処方法も徹底解説!

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楽しい海外旅行にもトラブルはつきものですが、旅行者を狙った様々なカード犯罪も年々増加傾向にあります。

海外のATMでスキミングされて 海外のATMでスキミングされて、
クレジットカードが不正利用された!
クレジットカードが入った財布を、
海外で盗まれてしまった!
海外で盗まれてしまった!

大切なのは、もしこれらのトラブルに遭遇したとしても、焦らないことです。

クレジットカードの情報は、最悪盗み取られてもカードを停止してしまえば解決しますし、身に覚えのない請求が来たとしても、カード会社が補償してくれます。

不正利用やスキミングなどの手口を知ることと、トラブルに遭った場合にすぐ対処できるよう事前に準備(対策)することも大事です。

この記事では15カ月間海外で過ごした筆者が、クレジットカードに関するトラブルの中でも、特に「海外旅行先」にスポットを当てて、不正利用やスキミングの手口や対策カードの紛失・盗難に遭った場合の対処方法について、詳しく解説していきます。

クレジットカードの不正利用はなぜ起こる?

クレジットカードの不正利用はなぜ起こる?
クレジットカードの「不正利用」とは、その名のとおり第三者によってあなたのカード(個人情報)が悪用されてしまうことです。

不正利用の原因としては、スキミングと呼ばれる犯罪(ATMに機械を取り付けて情報を盗む手口)や、カードの紛失、または盗難によって、カード情報が悪意のある第三者(犯罪集団)に渡ってしまうことです。

クレジットカードが
不正利用される原因
スキミングによって、カード情報が漏洩した
クレジットカードが、何者かに盗まれて情報が漏洩した
カードを紛失した(落とした、どこかに忘れた)

カードが不正利用されるとどうなる?

もしあなたの大切なカードの個人情報が、犯罪集団の手に渡ってしまったらどうなるのでしょうか。

  • 勝手に現金を引き出される
  • ネットで大量に買い物されてしまう
  • クレジットカードを偽造される
  • 個人情報が転売される

これらは一見、他人事のように感じますが、実際に海外での不正利用被害は毎年かなりの件数が報告されています。

海外の不正利用被害額

下記は、一般社団法人日本クレジット協会による不正利用被害の調査結果です。

一般社団法人日本クレジット協会による不正利用被害引用:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の発生状況

平成30年(1月~9月)の「海外・被害額」をそれぞれ見比べてみますと、「クレジットカード偽造被害」では約6億円で、「クレジットカード番号盗用」では約47億円の被害が出ています。

海外でクレジットカードのスキミング被害に遭わないために

スキミング被害に遭わないために
スキミングとは「スキマー」という機械を使って、クレジットカードの情報を盗み取る犯罪手口のことです。

「スキマー」という機械年々手口も巧妙になってきており、被害額も増加傾向にある犯罪です。

日本ではあまり聞きなれないかもしれませんが、海外旅行中はスキミング被害には、特に気を付けなければなりません。

海外でスキミング被害に遭う可能性のある場所は下記です。

  • ATM利用時
  • 店舗のレジで支払い時
  • タクシーの支払い時

・・そうです!
スキミング被害は、クレジットカードを利用するシーンで発生するんです。

その中でも、スキミングの手口として一番多いのが、ATMです。

海外のATMを利用したスキミングの手口とは?

手口として一番多いのが、ATM
海外のATMは日本とは違い、建物の外に設置されていることも珍しくありません。
特に人通りが少ない場所にあるATMを利用する際は要注意です。

スキミング装置が設置された海外のATM上の画像(引用:新生銀行)は、スキミング装置が設置された海外のATM(右)です。

カード挿入口の出っ張っている部分が「スキマー」と呼ばれる機械です。

・・これは、言われないと気付けませんよね。

スキミング犯罪の仕組みを説明上の画像(引用:FBI)は、スキミング犯罪の仕組みを説明しています。

1. 隠しカメラ
あたかもATMの機械の一部かのようにぴったりと設置されていて、気付きにくいです。
 → 内蔵された隠しカメラで、暗証番号(PIN)の入力を盗み見ています。

2. スキマー
カード挿入口にそっくり似せて作られていて、大抵はカード挿入口に上から被せてある場合が多いです。
 → スキマーにクレジットカードを通すと、カード情報が抜き取られます。

3. キーパッド
よくあるのは、既存のキーパッドの上に偽造キーパッドを被せてあるタイプです。
 → 暗証番号を入力すると、そのまま盗み取られます。

日本国内でのスキミング事例

コンビニ内のセブン銀行のATMでスキミング2013年にコンビニ内のセブン銀行のATMでスキミング被害が報告されました。
(引用:セブン銀行)

この場合の手口も同じで、右側の箱に小さい小型カメラが設置されています。
カード挿入口にはスキマーが設置されています。

海外のスキミング事例

ケース1: 店舗のレジでスキミングされる場合
海外旅行でお買い物(もしくは食事)をして、レジでクレジットカードを出したら、店員さんがカードを持ったままレジ裏の部屋に入っていってしまった。
帰国後、カード会社から見覚えのない多額の請求書が届き、スキミングされていたことが発覚した。
ケース2: タクシーでスキミングされる場合
旅行先でタクシーに乗り、目的地に着いたので、クレジットカードを運転手に渡すと、持っていた小型の機械にカードを通した。
そして請求時に、スキミングが発覚した。

ケース1とケース2で共通するのが、店員や運転手の怪しい行動です。

少しでも怪しいと感じた場合は、カードで支払いするのをやめることです。

もしどうしてもカードで支払いをする必要がある場合は、支払いが完了するまで決してカードから目を離さないことです。

スキミング被害に遭わないための対策は?

スキミングの手口は年々巧妙になっていくので、いざ海外でATMにスキマーや小型カメラが設置されていたとしても、カンタンには気付けないですよね。

ここからはスキミング被害に遭わないための対策方法を見ていきましょう。

【スキミングの対策方法】
1. ちょっとでも怪しければ、カード挿入口を手で引っ張ってみる
2. 暗証番号(PIN)は、必ずもう片方の手で隠してから入力する
3. 人通りの少ないATMの利用は避ける
4. お店でカード支払いをする際は、カードから目を離さない
5. カードは人に見せたり、貸したりしない

順番に見ていきましょう。

1. ちょっとでも怪しければ、カード挿入口を手で引っ張ってみる

海外のATMを利用する際、カード挿入口が出っ張っていたり ちょっとでも怪しいと感じたら、カード挿入口を手で掴んで軽く揺らしてみるとすぐ分かります。
(※カード挿入口が出っ張ったつくりのATMも海外にはあります)

もしスキマーが被せてある場合は、すぐに外れるはずです。

注意点としては、あまり強く揺らしすぎてると不審者と間違われたり、ATMの防犯ブザーが鳴ったりがあるかもしれないので、気を付けて下さい。

2. 暗証番号(PIN)は、必ずもう片方の手で隠してから入力する

片方の手で隠してから入力

これは小型カメラ対策もありますが、日本国内でも実践することをおすすめします。

なぜ手で隠す必要があるのかと言うと、犯人としては、カード挿入口に設置したスキマーでは、カード情報は抜き取れても、暗証番号までは抜き取れないからです。

犯人は、小型の隠しカメラでキーパッド(入力)部分を映して、暗証番号を盗み取ろうとしているのです。

最悪スキマーでカード情報を抜き取られてしまったとしても・・
暗証番号さえ死守できれば、犯人とては不正利用するのは簡単ではありません。

3. 人通りの少ないATMの利用は避ける

人通りの少ないATM

冒頭でもお伝えしましたが、海外では建物外に野ざらしでATMが設置されている光景が割と普通です。

24時間いつでも利用できて便利な反面、防犯面では無防備です。

スキミングを狙っている犯人にとっては、獲物を待つ格好の標的でもあるのです。

海外でATMを利用する際は、ショッピングモールなど人通りの多いATMか、ガードマンが常駐している建物内のATMを利用するようにしましょう。

※ATMの使い方と注意点に関しては、下記の記事で詳しく書いております。ぜひ参考にしてみてください。

4. お店でカード支払いをする際は、カードから目を離さない

先ほども述べましたが、店舗での買い物やレストランで食事をした後の、レジでのクレジットカード支払いの際には、カードから目を離さないようにしましょう。

店員の怪しい行動や仕草を感じたら、カード支払いはやめて、現金払いに変えましょう。

5. カードは人に見せたり、貸したりしない

タイトル通りです。
海外は、日本ほど治安面では良くありませんので、むやみに人にクレジットカードを見せたり、親しくなってもカードを他人に貸したりするのはやめましょう。

ましてや暗証番号を教えるなどは、論外です。

海外でクレジットカードの紛失や盗難にあった場合の対処方法

紛失や盗難にあった場合の対処方法
ここからは、現地でクレジットカードを無くしてしまった、または盗まれてしまった場合の対処方法についてお伝えしていきます。

もしもカードの紛失や盗難に遭っても、まずは落ち着くことが大切です。

  • カード発行会社に連絡する
  • 盗難など犯罪に巻き込まれた場合は、現地の警察に行く
  • クレジットカードの国際ブランドの緊急サービスに連絡する

では順番に見ていきましょう。

カード発行会社に連絡する

カード発行会社に連絡
海外でカードを無くしてしまった場合は、まずはカード発行会社にカードを停止してもらうことが先決です。

カードを停止(使えなく)してしまえば、不正利用される心配はなくなります。

事前にカード会社の連絡先をメモしておく

何かあってからでは遅いので、日本を出発前にカード発行会社の「海外からの連絡先(電話番号)」をメモして、旅行中は常に持ち歩きましょう。

盗難など犯罪に巻き込まれた場合は、現地の警察に行く

カードを盗まれてしまった場合や、スキミングなどのカード犯罪の被害に遭ってしまった場合は、必ず現地の警察署へ行きましょう

被害の証拠となる「証明書」を発行してくれます。

この証明書あれば、カードを停止する前に身に覚えのない高額請求があったとしても、カード会社が全て補償してくれます。

クレジットカードの国際ブランドの緊急サービスに連絡する

緊急サービスに連絡
もし直接カード発行会社に連絡ができる状況じゃない場合は、とっておきの方法があります!

カードの国際ブランドを事前に確認しておきましょう。
ブランドを事前に確認
国際ブランドごとに「緊急サービスダイヤル」を用意していて、24時間年中無休で、日本語にてトラブル対応してくれます。

このサービスが便利なところは、各国際ブランド会社がカード保有者に代わってカード発行会社と連絡を取り合い、連携して「カードの停止」や「カード再発行」をサポートしてくれる点です!

中でも、VISAが一番対応が手厚そうです。

カードの紛失・盗難・スキミング被害等のトラブルに遭ってしまった時は、冷静になって、まずはカード会社もしくは国際ブランドの緊急ダイヤルに電話しよう!

まとめ

海外で、クレジットカードのトラブルに遭遇する確率は意外と高いです。

ちょっと大げさかもしれませんが、念には念をで警戒するに越したことはありません。
もちろん国や地域にはよりますが、悪い人たちから見れば、我々日本人はやっぱり「お金持ちの旅行客」に見えていると思います。

とは言っても、トラブルを警戒し過ぎて、せっかく楽しいはずの海外旅行が楽しくなくなったら本末転倒です。

クレジットカードは最悪取られても、カードを停めてしまえば良いですし、不正利用が発覚してもカード会社が補償してくれます。

そう考えると、海外で現金をたくさん持ち歩くよりも、やっぱりクレジットカードなら安心・便利ですね。

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